こんな人におすすめ
- バンドで音抜けが悪くて困っている
- プロ仕様のオーバードライブが欲しい
- ニュアンスをしっかり表現できる歪みペダルは?

最近、バンドで音抜けが悪くて困っているんだけど、何かいい歪みペダルはないかなあ?ピッキングのニュアンスも大事にしたいんだけど。。
それなら、リッチな倍音とニュアンスを表現できる、新定番オーバードライブ「VEMURAM / Jan Ray」がオススメだよ!

こんにちは!管理人のトーイです。
バンドでの音抜けに困っていたり、歪みペダルはニュアンスをつけにくいっていう悩みはないでしょうか?。
今回はそんなギタリストさんにおすすめの、リッチな倍音とニュアンスを表現できる、新定番オーバードライブ「VEMURAM / Jan Ray」をご紹介します!
特に『バンドで音抜けが悪くて困っている』『プロ仕様のオーバードライブが欲しい』『ニュアンスをしっかり表現できる歪みペダルは?』という方には、オススメできるエフェクターだと思います。
それでは、「VEMURAM / Jan Ray」のあれこれを楽しんで解説していきましょう!参考にしていただければうれしいです!
ブランド / メーカーについて

VEMURAM
VEMURAM(ベムラム)は、2008年創業したハイエンド系国産エフェクター・ブランドです。全てのペダルに高級感溢れるブラス製ボディ、オリジナルコンデンサー、3PDTスイッチの金属部分に金メッキを採用していることが大きな特徴です。マイケル・ランドゥが「Jan Ray」を使用したことで一躍その名を世界に知られることになりました。
Jan Ray ジャンレイってどんなエフェクター?

新たな定番オーバードライブ
VEMURAM / Jan Rayは、60年代ブラックフェイス期のフェンダー真空管アンプが持つ、ハリのあるサウンドと、音抜けの良さと粘りのあるサスティーンを実現したという、ローゲイン・オーバードライブです。
マイケル・ランドゥが使用したことで知名度が上がり、今では数多くのプロギタリストがこぞって使用することになり、現在は新たな定番オーバードライブとして定着しています。
オーバードライブとは
オーバードライブは、比較的やさしく暖かみのある歪んだ音がするエフェクターです。どんな音楽のジャンルでも使用できるのが特徴で、シンプルに歪んだ音が欲しい時や、ギターソロ時に音を大きくする目的で使われることが多いです。
また、コンパクト・エフェクター(ペダル)の中でも最もラインナップが多く種類が豊富なのが、オーバードライブ・エフェクターです。機種によって、激しく歪むものからナチュラルに歪むものまで、とても幅も広いので、いわゆる「エフェクター沼」にハマりやすいです(苦笑)。
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なんといっても筐体が高級感があってかっこいいですよねー。サウンドもリッチで言うことなしです。
スペックや価格について
VEMURAM / Jan Rayのスペックや価格の情報です(2023年9月16日現在)。
ブランド名 | VEMURAM |
価格 | 43,000円前後 |
電源 | 9V DCアダプター、9V電池 |
サイズ | 70w x 112D x 50H mm |
重量 | 428kg |
注:2023年9月16日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
中古価格相場について
VEMURAM / Jan Rayの中古価格相場の情報です(2023年9月16日現在)。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。
デジマート | 37,000円~40,000円前後 |
ヤフオク | 35,000円~39,000円前後 |
注:2023年9月16日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
主な使用アーティスト
VEMURAM / Jan Rayは、主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。
主な使用アーティスト
- マイケル・ランドウ
- マテウス・アサト
- イヴェット・ヤング
- AssH
- トモ藤田
音の特徴について
コントロール部

VOLUME(左上) | 音量を調節できます |
GAIN(右上) | 歪みの量を調整できます |
BASS(左下) | 低音域を調整できます |
TREBLE(右下) | 高音域を調整できます |
ペダル内部トリマー | 倍音を調整できます |
音抜けの良いオーバードライブ
VEMURAM / Jan Rayは、歪みの量はそれほど多くはないですが、輪郭がはっきりしていて、音抜けが素晴らしいオーバードライブです。透明感のある芯の太いクリアなサウンドで、バンドサウンドでしっかりと存在感を示してくれますね。
倍音が豊かでニュアンスをダイレクトに表現
VEMURAM / Jan Rayは、煌びやかな高域、ハリのある中域、柔らかさを含んだリッチな低域を持っているので、プレイヤーのピッキング・ニュアンスをしっかりと表現してくれます。
ギターのボリュームを絞ると、歪み量が多くても、しっかりとクリーントーンまで下げられるくらい反応してくれますよ。

ニュアンス重視のギタリストさんには、本当に心強い武器になると思います。音抜けもいいのでバンドでの使用にもおすすめです!
ノイズや音痩せについて
ノイズについて
VEMURAM / Jan Rayは、歪みエフェクターなのでGAINを上げていくと、やはりノイズが乗ってくる傾向にあります。特に内部トリマーを上げすぎるとノイズが発生しますね。ただ極端な設定にしなければ、十分問題なく使用できると思います。
音痩せについて
VEMURAM / Jan Rayは、音痩せは少ない方だと思います。使用方法や環境にもよると思いますが、安心して使えるレベルだと思います。
主な使い方や音作りのコツ

極上クランチサウンドでブルースロック!
VEMURAM / Jan Rayは、かけっぱなしで極上クランチサウンドでブルースロック!というのが、個人的には気持ちがいいですね。一人で弾いていても気持ちがいいのですが、バンドで使うと「こんなに音がしっかり抜けてくるのか!」とびっくりするくらいですね。
チューブアンプの方が相性がいいかも
VEMURAM / Jan Rayは、マーシャル系のチューブ(真空管)アンプの方が相性がいいかもしれないですね。より倍音とサウンドのリッチさを感じることができると思います。
実際の音色の動画

ギターの音作りも大事ですが、やっぱり演奏力をあげるのもとても大切ですよね。個人練習もいいですが、レッスンを受けて客観的に指導してもらうと、確実に上達しますよ!
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デメリットと感じるポイント

VEMURAM / Jan Rayのデメリットと感じるポイントですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
デメリットと感じるポイント
- 価格が高い
- ハードな歪みは作れない
- ピッキングニュアンスがモロに出る
というところでしょうか。参考にしてみてくださいね。

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そのほかのオーバードライブ定番ペダル
オーバードライブは押さえておきたい+おすすめの定番ペダルがあります。代表的なものをいくつかご紹介しますね。
BOSS / OD-3

「BOSS / OD-3」は、しっかりとした中低域と艶のある倍音が大きな特徴のオーバードライブです。
BOSS独自のデュアル・ステージ・オーバードライブ・サーキットを採用することで、一般的なオーバードライブを超える豊かなゲインとサステインが得ることが可能です。
BOSS / SD-1

BOSS / SD-1は、1981年の発売以来、世界中のギタリストに愛される定番オーバードライブです。
甘くマイルドな歪みはピッキングの微妙なニュアンスを生かすことができ、またトーンコントロールによって表情豊かな表現をすることができます。
その安定感のある歪みは、ある意味「オーバードライブの音」の指標にもなっています。
BOSS / BD-2 Blues Driver

BOSS / BD-2 Blues Driverは、1995年に登場以来のベストセラーのBOSSを代表するオーバードライブの一つです。
強くピッキングした時の倍音やアタック感が美しく、オーバードライブ・サウンドから軽やかなクリーン・トーンまで、初心者でも扱いやすいシンプルなコントロール感です。
ドライブ・サウンドの可変域も広いので、クリーンブースター的な使い方から、激しいオーバードライブまで幅広いサウンド・メイクが可能です。
Ibanez / TS808

Ibanez / Tubescreamer Overdrive Pro TS808は、元々は星野楽器が販売していたオーバードライブペダルMAXONのシリーズで、1970年代に海外で販売されたTubescreamer Overdrive Pro TS808の再生産版です。
2014年に35周年を迎えたチューブスクリーマーは今でも世界中のギタリストから愛されています。チューブスクリーマーの粘りのある中音域の歪みを愛してやまない人達にとって、この再生産は嬉しいですね。
Ibanez / TS9

Ibanez / TS9 チューブスクリーマーは、スティーヴィー・レイ・ボーンほか、数多くのトップ・ギタリストに使用されたオーバードライブの代名詞とも言えるペダルです。
80年代初めに海外で発売されると、多くのミュージシャンに愛用され、現在、いわゆる「TS系」と呼ばれる現在のオーバオードライブ・ペダルは、このTS-9を基に製造されています。
また、現在市販されている「Tube Screamer TS-9」はオリジナル TS9 を当時のまま再現したモデルになっています。
Fulltone / OCD

Fulltone / OCDは、「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE」、略して「OCD」と呼ばれているエフェクターです。
ソリッドステート(トランジスタ)アンプ、特にジャズコーラスとの相性は抜群で、Volを絞ったクリーントーンでも高い解像度を保ち、ピッキングに対する反応性もいいのが大きな特徴です。
まとめ:Jan Ray ジャンレイはこんな人にオススメ!

VEMURAM / Jan Rayは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- バンドで音抜けが悪くて困っている
- プロ仕様のオーバードライブが欲しい
- ニュアンスをしっかり表現したい
というところでしょうか。
VEMURAM / Jan Rayは、ニュアンスをしっかり表現できる一方、ミスタッチも目立つという双刃の剣という部分もあるのですが、これに慣れると手放せなくなりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは!

僕はジャンレイを使うようになってから、自分のギタープレイの雑さに気づくようになり、使いこなすために上手くなった気がします(笑)