エフェクター講座

【エフェクター講座 第3回:エフェクターの種類 / 歪み系】基本的な特徴や使い方を、初心者にもわかりやすく丁寧に説明します!

2022年3月20日

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こんな人におすすめです!

歪み系エフェクターの種類について知りたい
歪み系エフェクターの音色を知りたい

一言コメント
マーくん

第3回目はエフェクターといえば、まずはこれから!「エフェクターの種類 / 歪み系」を特集します!

こんにちは!管理人のマーくんです。エフェクター講座 第3回目は、「エフェクターの種類 / 歪み系」というテーマで解説していきたいと思います。

エレキギターの音色として、まず第一にみなさんが思い浮かべるのは、大きく歪んだロックなギターの音ではないでしょうか?その音色を作るのに欠かせないのが「歪み系エフェクター」です。初心者の方にも、まず最初に手に入れたいエフェクターとしてオススメです。

歪み系エフェクターとは

歪み系エフェクターは(ひずみと読みます)、一般的には「オーバードライブ」「ディストーション」「ファズ」そして「ブースター」と、歪みの程度によって分類されます。

昔のアンプは出力が小さく、音量を上げると音が割れてしまったのですが、そのサウンドがモダンブルースやロックミュージシャンに愛好されるようになり、そのサウンドを音量を上げずに得ようということで作られたのが「歪み系エフェクター」と言われています。


オーバードライブ

オーバードライブは、比較的やさしく暖かみのある歪んだ音がするエフェクターです。どんな音楽のジャンルでも使用できるのが特徴で、シンプルに歪んだ音が欲しい時や、ギターソロ時に音を大きくする目的で使われることが多いです。

また、コンパクト・エフェクター(ペダル)の中でも最もラインナップが多く種類が豊富なのが、オーバードライブ・エフェクターです。機種によって、激しく歪むものからナチュラルに歪むものまで、とても幅も広いので、いわゆる「エフェクター沼」にハマりやすいです(苦笑)。

一般的なオーバードライブの使い方

オーバードライブは、プレーヤーによって使い方の幅が広く、目的に合わせていろんな使い方ができるエフェクターです。よく使われる方法は、ONしたままでバッキングギターを弾くというプレイスタイルかと思います。

もうひとつよく使われる方法は、アンプで音色をあらかじめ歪ませておいて、ギターソロの時だけONにして、より音を目立たせる方法です。

オーバードライブの音色


ディストーション

ディストーションは、ハードロックやへヴィメタルでよく使われる、荒々しく硬い歪みを生み出すエフェクターです。トランジスタ型のアンプなど、アンプ自体にGAINのツマミがなく、強い歪みを作れない時に場合によく使用されます。オーバードライブよりも、さらに激しく歪んだ音が特徴です。

一般的なディストーションの使い方

ディストーションは、コードストロークやアルペジオといったキレイな和音を出したい時に使うというよりも、パワーコードやリフ・プレイ、ギターソロを「どうだ!」と聞かせたい時に本領を発揮します。

オルタナティブロックやハードロックなどのゴリゴリとしたバッキングプレイはもちろん、ポップスやロックなどでも、ギターソロのときだけONにして、ソロをハードに彩る時にもよく使われます。

ディストーションの音色

一言コメント
マーくん

オーバードライブとディストーションの違いですが、「歪みの量」と一般的には言われていますが、販売メーカーによって捉え方が違っていることも多く、「選んでいる言葉が違う」といっただけで、今は形骸化しているところもありますね。


ファズ

ファズは「毛羽だった」という意味の通り、濁りが混じった/潰れたような音など過激なサウンドが特徴の歪み系エフェクターです。主にギターソロやトリッキーなプレイに使用されることがあるエフェクターですね。

機種によっては、音程が分かりにくくなるほど歪むものもあります。ファズ使いとして世界一有名なのは、言わずもがな「ジミ・ヘンドリックス」ですね。

一般的なファズの使い方

ファズは、一般的に倍音成分が多く含まれた、潰れたような深い歪みが特徴で、主にギターソロ、轟音系のノイズとして使われることが多い気がします。ただ、ギター本体からの電気信号に素直に反応するという一面を持っているので、様々なセッティングやその他のエフェクターとの組み合わせで、個性的な音色を作ることもできる、プレーヤーの腕の見せ所でもあるエフェクターだと思います。

ファズの音色

一言コメント
マーくん

ファズの種類は大きく分けて「ゲルマニウム・ファズ」と「シリコン・ファズ」があります。それぞれ音色に特徴があるので、また詳しく特集したいと思います!


ブースター

ブースターは、純粋にギターの音色を歪ませるというわけではなく、「音量」「歪み」「音域」などをブースト(増幅)させ、バンドの中でもギター音が埋もれずに前に出すことができるエフェクターです。一般的にはギターソロ時の音量アップなどは最もよく使われますね。個人的も好きなエフェクターです。

一般的なブースターの使い方

ブースターは、前述のとおりサビのバッキングやギターソロ時などにONをして、ギターの音色を目立たせるために使われることが多いです。その他にもトレブルブースターをアルペジオの時にだけ掛けて煌びやかな音を得るとか、あえてかけっぱなしにしてアンプの音色を艶やかにしたりと、アイデア次第で様々な使い方ができますね。

ブースターの音色

一言コメント
マーくん

ブースターは地味なエフェクターですが、使ってみるとすごく効果があると思います。アンプの音色補正としても僕はよく使います。

記事のまとめ


今回は「エフェクターの種類 / 歪み系」編として「オーバードライブ」「ディストーション」「ファズ」そして「ブースター」の4種類を特集しました。まだまだ紹介しきれない部分もありますが、簡単な特徴と使い方をご紹介しました。初心者の方は、これだけ押さえていればOKだと思います。

ここがポイント!

歪み系エフェクターは一番よく使われているエフェクター
オーバードライブは比較的マイルドな歪みで汎用性がある
ディストーションは激しい歪みでハードなロックにぴったり
ファズは大きく潰れた歪みが特徴で個性的なプレイやソロができる
ブースターは音色を変えることなく音を全面に出せる

正直、気に入った歪み系エフェクターを見つけるのは、なかなか難しいのですが、それだけに気に入ったものを探す楽しみもあります。ぜひご自身の気に入った歪み系エフェクターを見つけてみてください!

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