こんな人におすすめ
- Face Faceが好きだけれど、大きいので扱いにくい
- ファズとワウペダルを組み合わせて使いたい
- 王道のファズサウンドを求めている

今回はクラシック・ロックには欠かせないファズ・サウンドの「MXR/M173 Classic 108 Fuzz」を解説していきます!
こんにちは!管理人のトーイです。
今回はクラシック・ロックには欠かせないファズ・サウンドの「MXR / M173 Classic 108 Fuzz」をご紹介します!
特に『Face Faceが好きだけれど、大きいので扱いにくい』『ファズとワウペダルを組み合わせて使いたい』『王道のファズサウンドを求めている』という方には、オススメできるエフェクターだと思います。
それでは、「MXR / M173 Classic 108 Fuzz」のあれこれを解説していきましょう!
ブランド / メーカーについて

MXR
MXRは、創業は1972年にニューヨーク州西部ロチェスターに設立された、最古参のひとつに数えられるエフェクターのメーカーです。初期の頃はオーディオ用品の修理事業などをメインとして業務を行っていましが、その後エフェクター制作を始め、「M102 DYNA COMP 」をはじめ、現在でも多くのギタリストに愛される名作エフェクターを数多く発表しています。
M173 Classic 108 Fuzzってどんなエフェクター?

出典:Amazon
名機Fuzz Faceの進化したファズ・ペダル
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、多くのギタリストから愛されてきたファズ・ペダル「Fuzz Face」を現代版にアップデートしたペダルです。Hedrix Fuzz Faceでも採用されたBC108シリコントランジスタ使用し、FUZZ、VOLUMEのコントロールに加えて、ワウなどとのカップリング時に発生する発振を抑える働きを持つBufferスイッチを装備していることが最大の特徴です。
ファズとは
ファズは「毛羽だった」という意味の通り、濁りが混じった/潰れたような音など過激なサウンドが特徴の歪み系エフェクターです。主にギターソロやトリッキーなプレイに使用されることがあるエフェクターですね。機種によっては、音程が分かりにくくなるほど歪むものもあります。ファズ使いとして世界一有名なのは、言わずもがな「ジミ・ヘンドリックス」ですね。
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スペックや価格について
MXR / M173 Classic 108 Fuzzのスペックや価格の情報です(2023年3月28日現在)。
ブランド名 | MXR |
価格 | 22,000円前後 |
発売時期 | 2008年 |
電源 | 006P/9V乾電池または9V AC/DCアダプター |
消費電流 | 2.2mA |
サイズ | 14 x 11.2 x 6.6 cm |
重量 | 1.45 ポンド |
注:2023年3月28日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
中古価格相場について
MXR / M173 Classic 108 Fuzzの中古価格相場の情報です(2023年3月28日現在)。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。
デジマート | 10,000円前後 |
ヤフオク | 8,000円前後 |
注:2023年3月28日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
主な使用アーティスト
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。
主な使用アーティスト
- Brian D'Addario(the lemon Twigs)
- Brad Paisley
音の特徴について
コントロール部

VOLUME | 全体の音量を調整できます |
FUZZ | 歪みの量を調整できます。 |
BUFFER | 内蔵されているバッファーのオン/オフの切り替えができます。 |
初心者でも扱いやすいファズ・サウンド
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、多くのギタリストから愛されてきたファズ・ペダル「Fuzz Face」を現代版にアップデートしたペダルです。ジミ・ヘンドリックスをはじめとするクラシック・ロックやグランジ、シューゲイザーなどの轟音サウンドまで幅広く対応することができます。
バッファーを内蔵しワウとの相性が良くなった
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、バッファースイッチを内蔵したことで、もともと相性が良くないことが多かったワウとの関係を解消しています。やや音色が変わってしまうこともありますが、十分使えます。

個人的にはファズは細かいツマミ設定とか、誰かの音に寄せるとかは考えずに、自分が「カッコイイ!」と思うサウンドでOK!と思います。
ノイズや音痩せについて
ノイズについて
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、大きなノイズはないように思います。ワウと一緒に使用した場合、発振してしまう場合はバッファースイッチを使うことで、抑えることができます。
音痩せについて
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、ペダルはトゥルーバイパスなので、音痩せは少ないもののバッファースイッチを使うと音が変化してしまうようです。この辺りは、ちょっと注意して使いたいところですね。
主な使い方や音作りのコツ

ワウと絡ませてクラシック・ロック!
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、なんと言ってもバッファースイッチを内蔵していることが最大の売りなので、ワウと一緒に使わない手はありません。ジミヘンのようなクラシック・ロックを轟音で鳴らしちゃってください!
いわゆる「鈴なりサウンド」を作る
もう一つは、ファズのもう一つの特徴とも言えるボリュームを絞っていわゆる「鈴なりサウンド」を作るという方法です。高域が鈴が鳴るようなサウンドになることからそう呼ばれています。ただしバッファースイッチがオンの時は、音が曇ってしまい、うまく作動しないようです。
実際の音色の動画

キレイに高域まで鳴ってくれる扱いやすいファズという印象ですね。幅広いジャンルに対応してくれそうです。
デメリットと感じるポイント

MXR / M173 Classic 108 Fuzzのデメリットと感じるポイントですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
デメリットと感じるポイント
- バッファースイッチをオンにするとやや音が変化する
- バッファースイッチをオンなど鈴なりサウンドが曇る
というところでしょうか。バッファースイッチを押すとファズサウンドがややクリアな音色になります。逆にボリュームを絞ると音がこもります。好みの問題かもしれませんが、ややFuzz Faceらしさはなくなってしまうかもしれません。参考にしてみてくださいね。
M173 Classic 108 Fuzzの関連ペダル
M173 Classic 108 Fuzzには、いくつかの関連ペダルなどがあります。代表的なものをご紹介しますね。
MXR / M296 CLASSIC 108 FUZZ MINI
MXR / M296 CLASSIC 108 FUZZ MINIは、Classic 108 Fuzzをミニサイズ筐体でリメイクしたペダルです。M173と同じように、ワウと接続したときの相性を解消するバッファースイッチを搭載し、より柔軟なエフェクトループを組むことが可能です。
まとめ:M173 Classic 108 Fuzzはこんな人にオススメ!

MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- Face Faceが好きだけれど、大きいので扱いにくい
- ファズとワウペダルを組み合わせて使いたい
- 王道のファズサウンドを求めている
というところでしょうか。MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、つまみも少なく王道のファズ・サウンドがするので初心者にも、最初のファズ・ペダルとしておすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね!

個人的には、筐体の質感がとてもかっこいいと思いますね。なんか無茶苦茶いい音がしそうですよね(笑)