Charさんの「Smokey」のようなコーラスサウンドを作りたいなーと思っているんだけど、おすすめペダルを教えて！
それなら、Charさん監修の多彩な音作りができるアナログコーラス「MAXON / CS550」がオススメだよ！
こんにちは！管理人ギタリストのトーイです。
突然ですが、日本のレジェンド・ギタリストの一人「Char」の作り出すギターサウンドに、魅了されている方も多いのではないでしょうか？僕もその一人です。
今回はそんなギタリストさんにおすすめの、Charさん監修の多彩な音作りができるアナログコーラス「MAXON / CS550」をご紹介します！
特に『Charが大好きで同じようなコーラスサウンドを作りたい』『多彩な音作りができるコーラスを探している』『暖かみのあるアナログコーラスの音が好きだ』という方には、オススメできるエフェクターだと思います。
それでは、「MAXON / CS550」のあれこれを楽しんで解説していきましょう！参考にしていただければうれしいです！
ブランド / メーカーについて
MAXON
MAXON（マクソン）は、1966年に設立されたギターエフェクターを主にを製造する老舗ブランドです。長年にわたり開発されている、質の高いギター、ベース用のアナログ・エフェクターは、現在では世界的定番となっています。
中でもオーバードライブ「OD808」は、アンプの持つキャラクターを活かしつつも、ナチュラルかつマイルドな歪みと、驚くべき透明感を実現し多くのギタリストに愛用されています。
CS550ってどんなエフェクター？
Char氏が 監修した暖かみあるコーラスペダル
MAXON / CS550は、Char氏が 監修した、95年の発売以来多くのギタリストが愛用するアナログコーラスの定番ペダルです。太く自然な広がり・立体感のある、アナログ・コーラスサウンドが特徴で、一度は製造中止になったものの、現在はトゥルーバイパス仕様にグレードアップして再発売されています。
コーラスとは
コーラスは、原音に約0.01秒遅れた音を混ぜることで、音に厚みと揺らぎを与えるエフェクターです。音色は、独特の透明感、心地よい揺らぎとさわやかなサウンドが特徴です。
コーラスにはデジタル回路で設計された「デジタルコーラス」、アナログ回路を持つ「アナログコーラス」の2種類があります。それぞれに特徴があって、デジタルコーラスは「透明感のあるクリアな音質」、アナログコーラスは「温かくナチュラルな音質」が特徴です。
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Charさん愛用ペダルということで、マニュアルにはSmokeyの音色を再現するための、つまみ目盛りも掲載されています。
スペックや価格について
MAXON / CS550のスペックや価格の情報です（2023年10月27日現在）。
| ブランド名 | MAXON |
| 価格 | 18,000円前後 |
| 発売時期 | 1995年 |
| 電源 | ACアダプター9V(AC210)付属 |
| 消費電流 | 36mA/9VDC |
| サイズ | 120(W)×152(D)×60(H)mm |
| 重量 | 590g |
注：2023年10月27日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
中古価格相場について
| デジマート | 10,000円前後 |
| ヤフオク | 8,000円前後 |
MAXON / CS550の中古価格相場の情報です（2023年10月27日現在）。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。
注：2023年10月27日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
主な使用アーティスト
MAXON / CS550は、主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。
主な使用アーティスト
- Char
- 橋本絵莉子（ex.チャットモンチー）
- ブラッド・ウィットフォード（エアロスミス）
音の特徴について
コントロール部
| SPEED | コーラスのうねりの速さを調節できます |
| DEPTH | コーラスの深さを調節できます |
| D-TIME | 原音より遅れたコーラスサウンドが出るまでの時間を調整できます |
| M-LEVEL | 原音とコーラスのミックス加減を調整できます |
幅い音作りが可能
MAXON / CS550は、つまみが4種類あり、エフェクトのかかり具合も良いので、暖かみあるコーラスから少しえぐみのある飛び道具的な使い方まで、幅広いサウンドを作り出すことができます。
また、エフェクトをかけると音の太さが増すので、歪み系エフェクターと併せてギターソロの時に踏むと、ブースター的な使い方も可能です。
M-LEVELで原音とエフェクトを調整できる
MAXON / CS550は、背面に「M-LEVEL」というつまみがあり、原音とエフェクト音のミックス具合を調節できます。この機能を使うことで、より深いコーラスサウンドから、薄くかかったコーラスまで、幅広い音色を作り出すことができます。
原音とのミックス具合を調整できるのは、うれしいギタリストさんも多いのではないでしょうか？
ノイズや音痩せについて
ノイズについて
MAXON / CS550は、ほとんどノイズは発生しないと思います。使用環境や接続方法などにもよるかと思いますが、特にノイズ対策はしなくても問題なさそうです。
音痩せについて
MAXON / CS550は、トゥルーバイパス仕様になっていて、音痩せについてはほとんど問題ないと思います。もギターの原音を損なうことがないので、安心して使うことができると思います。逆にON時には、やや音圧が上がる傾向があるように感じますね。
主な使い方や音作りのコツ
クリーントーンで爽やかに
MAXON / CS550は、定番の使い方ですが、クリーントーンにかけてカッティングやアルペジオに使うと一番効果がある気がします。原音とエフェクト音をミックスして、自分好みの透明感のある、暖かいコーラスサウンドを作ることができます。
リードギターを太くして透明感を出す
MAXON / CS550は、ON時にやや音圧が上がるので、歪みエフェクターとあわせてギターソロの時に踏んで、太く透明感のあるサウンドを作ることができます。暖かみのあるクラシック・ロックにぴったりのギターソロを弾くことができると思います。
MIXコントロールが付いていて、原音とエフェクトの調整が簡単に行えるので、バンドサウンドで馴染みやすいポイントを現場ですぐに作れますよ。
ギターの音作りも大事ですが、やっぱり演奏力をあげるのもとても大切ですよね。個人練習もいいですが、レッスンを受けて客観的に指導してもらうと、確実に上達しますよ！
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デメリットと感じるポイント
MAXON / CS550のデメリットと感じるポイントですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
デメリットと感じるポイント
- 筐体が大きく重い
- 背面のM-LEVELつまみが小さい
- つまみが多く音作りがやや難しい
というところでしょうか。参考にしてみてくださいね。
代表的な定番コーラス
コーラスには、数多くのミュージシャンに愛されてきた定番ペダルがいくつかあります。ここでは手に入りやすい代表的なものをいくつかご紹介しますね。
BOSS / CE-5
BOSS / CE-5は、世界初のコーラスエフェクターとして発売された「BOSS CE-1」の血統を継ぐ、リッチなサウンドのコーラスペダルです。低域と高域を調節できる2バンド・フィルターが付いているのが大きな特徴で、そのことにより、音色を作り込むことが可能です。
MXR / M234
MXR / M234は、現存する数少ないアナログ・コーラスの定番名機です。アナログらしい太く、温かみのあるサウンドはもちろん、素直でクセのないクリアなサウンドが大きな特徴です。
つまみ部分は、ハイ/ローカットのフィルターつまみとLEVEL/RATE/DEPTHつまみによって、自在に好みのサウンドコントロールが可能なのもうれしいですね。
エレクトロ・ハーモニクス / SMALL CLONE
エレクトロ・ハーモニクス / SMALL CLONEは、ニルヴァーナのカート・コバーンが愛用したことで知られるアナログ・コーラスの名機です。そのサウンドは、透明感がありながらも豊かで、どこか温かみのあるサウンドは、SMALL CLONEでしか味わえない独自のものだと思います。
操作性はつまみ一つのとてもシンプルなものながらも、本格的なダブリング効果を得ることができ、12弦ギターやレズリースピーカーのようなトーンも作ることが可能です。また、2段階のDEPTHスイッチの切り替えで、あたたかいソフトな効果から、ヴィブラートのような激しいエフェクトまで切り替え可能です。
まとめ：CS550はこんな人にオススメ！
MAXON / CS550は、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- Charが大好きで同じようなコーラスサウンドを作りたい
- 多彩な音作りができるコーラスを探している
- 暖かみのあるアナログコーラスの音が好きだ
というところでしょうか。MAXON / CS550は、筐体が大きくボードに組み込むのは、大変なところもあるのですが、このペダルでしか作ることができない暖かみあるコーラスサウンドが魅力です。
最後までお読みいただきありがとうございました！皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは！
少しレトロな筐体もなんだか可愛いですよね。音色はとても素直なので、コーラス初心者さんにもおすすめです。
