こんな人におすすめ
- ノイズの少ないディストーションが欲しい
- レンジが広いモダンな歪みが好き
- DS-1が好きでグレードアップしたい

今回は、名機「DS-1」をグレードアップした「BOSS / DS-1X」を解説していきます!
こんにちは!管理人のトーイです。
今回は「BOSS / DS-1X」をご紹介します!多くのギタリストから愛され続けている名機「DS-1」のハイエンド版といっていいペダルです。
特に『ノイズの少ないディストーションが欲しい』『レンジが広いモダンな歪みが好き』『DS-1が好きでグレードアップしたい』という方には、オススメできるエフェクターだと思います。
それでは、「BOSS / DS-1X」のあれこれを解説していきましょう!
ブランド / メーカーについて

BOSS
BOSSは元々rolandのグループ会社として、1976年に世界初のコーラスペダルCE-1を発表した老舗エフェクターブランドです。1977年には、世界初のオーバードライブペダルにして、今でも多くのギタリストに愛されているOD-1を発表するなど、常に時代のニーズに対応し、進化しているエフェクターブランドです。
BOSS / DS-1Xってどんなエフェクター?

出典:Amazon
BOSSが考える次世代のディストーション
BOSS / DS-1Xは、BOSS独自のデジタル信号処理技術、MDPテクノロジーにより設計された、繊細なクランチからハイゲインまで、幅広いサウンドを作り出すことが可能な新時代のディストーションです。
また、激しく歪ませた場合でも、ノイズレスで分離感を維持した理想的なディストーション・サウンドを作ることができるのも大きな特徴です。
ディストーションとは
ディストーションは、ハードロックやへヴィメタルでよく使われる、荒々しく硬い歪みを生み出すエフェクターです。トランジスタ型のアンプなど、アンプ自体にGAINのツマミがなく、強い歪みを作れない時に場合によく使用されます。オーバードライブよりも、さらに激しく歪んだ音が特徴です。
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スペックや価格について
BOSS / DS-1Xのスペックや価格の情報です(2023年9月1日現在)。
ブランド名 | BOSS |
価格 | 17,000円前後 |
電源 | 9V電池またはACアダプタ(別売) |
サイズ | 73W×129D×59Hmm |
重量 | 450g |
注:2023年9月1日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
主な使用アーティスト
BOSS / DS-1Xは主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。
主な使用アーティスト
- ロブ・チャップマン
- オリアンティ
音の特徴について
コントロール部

LEVEL | 音量を調節することができます |
LOW | 低音域を調整することができます |
HIGH | 高音域を調整することができます |
DIST | 歪みの量を調整することができます |
レンジ幅広い歪みと少ないノイズ
BOSS / DS-1Xは、BOSS独自の技術「MDP」によって、簡単な操作で、アナログ回路では成し得ない複雑かつ高速の処理を実現したペダルです。クランチからハイゲインまで、多彩なサウンドを作り出すことが可能です。
また、ハイゲインのセッティングにおいてもノイズが少なく、コードに対しても分離感を維持することができるのが大きな特徴です。
簡単な操作で多彩な音色を作れる
BOSS / DS-1Xは、ノブを一つ回すというシンプルな操作でも、ペダル内部では複数のパラメーターが連動し、緻密なコントロールを行っているので、簡単にいい音が作ることができます。プレイヤーは直感的な操作のみで究極のディストーション・サウンドを手に入れることができます。
MDP Multi-Dimensional Processingとは?
引用元:BOSS公式サイト
BOSS独自の多次元的信号処理技術「MDP」は、入力されたギター・サウンドを構成する周波数特性、倍音構成、ダイナミクスや演奏の音域、単音弾きかコード弾きか、チョーキングやビブラートなどのテクニック、弦の種類や楽器のパーツなど様々な要素を瞬時に解析します。さらに時間経過とともに変化するこれらの要素に対し、最適な処理をリアルタイムに行います。それにより、複雑に絡み合った多くの要素が生み出す音楽的な表現力を失うことなく、エフェクトの効果を得ることができます。従来の技術では生み出すことができなかった、新たな表現力へとつながる画期的な先進技術です。
実際の音色の動画

クセがなくてどのようなスタイルの音楽にも合いそうな歪みですね。とても使えそうです。
主な使い方や音作りのコツ

王道のディストーションサウンド!
BOSS / DS-1Xは、全てのつまみを12時にセッティングでも、十分に使えるディストーション・サウンドを得ることができます。音抜けも非常にいいので、バンドでも全く問題無く馴染んでくれると思います。
手元の操作でクランチ・サウンド
BOSS / DS-1Xは、つまみの追従性も非常に高いので、手元の操作で気持ちの良いクランチ・サウンドを作ることも可能です。ギター側のボリュームを操作するだけでクランチからハイゲインへと一気にシフトする気持ちよさは、なかなか素晴らしいです。

DS-1Xは、非常に音作りが楽ですね。あまり考えなくてもいい音が作ることができる印象です。
デメリットと感じるポイント

BOSS / DS-1Xのデメリットと感じるポイントですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
デメリットと感じるポイント
- 音に個性が少ない
- 価格がやや高め
というところでしょうか。参考にしてみてくださいね。
BOSS / DS-1Xの関連アイテム
BOSS / DS-1Xには、いくつかのバリエーションなどがあります。代表的なものをご紹介しますね。
BOSS / DS-1
BOSS DS-1 ディストーションは、1978 年に発売された、現⾏BOSS コンパクトの中でもっとも多くのギタリストに愛用されている、BOSS 初のディストーションです。歪みエフェクターの原点ともいえるサウンドは、今もなお、世界中のロック・ミュージシャンを魅了し続けています。
BOSS / DS-1W
DS-1Wは、1978年にBOSS初のディストーションとして登場したDS-1の進化版ペダルです。その鋭い歪みと豊かなサステインは、数多くのレジェンド・ギタリストに愛され続けています。
DS-1Wは、BOSSの熟練のエンジニアにより、こだわりのフル・アナログ・ディスクリートで新たに設計された、2ステージのゲイン回路を採用していて、従来のDS-1を象徴するディストーションサウンドが得られるスタンダード・モードに加えて、DS-1のサウンド・キャラクターを維持しつつ、中域に力強さのある歪みのカスタム・モードを搭載しているのが、大きな特徴です。
そのほかのディストーション定番ペダル
ディストーションは、押さえておきたい+おすすめの定番ペダルがあります。代表的なものをいくつかご紹介しますね。
MXR / Distortion+

出典:Amazon
MXR / Distortion+は、1975年に世界初のディストーション・エフェクターとして発売され、ランディ・ローズをはじめ数多くのギタリストに使用されてきた歴史的な歪みエフェクターです。
つまみは2つのみとシンプルで初心者にも使いやすく、サウンドはサスティーンまでしっかりと歪むのが特徴です。歪みの幅も広く、甘いオーバードライブから荒々しいディストーションサウンドまで設定することができます。
PROCO / RAT2

出典:Amazon
PROCO / RAT2は、歪ませるほどに音色が太くなる、ディストーション・ペダル定番中の定番といって過言ではないと思います。
特に80年代のジェフ・ベック、90年代のオルタナ系ギタリストがこぞって愛用したことでも知られており、その他の追随を許さない図太いサウンドとマイルドな歪みは国内外の多くのトップギタリストを魅了し続けています。
Suhr / Riot

出典:Amazon
Suhr / Riot ディストーションは、大型のスタックアンプと見紛う大迫力のトーンで、立体感のあるモダン・ディストーションです。
ピッキングの強弱によって、クランチサウンドからモダンハイゲインまでコントロール可能で、明瞭かつ音圧感のあるサウンドが大きな特徴です。
また、ギターやアンプとの相性によって使い分ける、3モードのクリッピング切り替えスイッチを搭載しています。
leqtique 9/9

出典:Amazon
leqtique 9/9 ディストーションは、内部回路に「DMOSFET」と呼ばれる多段回路を搭載し、真空管アンプのようなウルトラ・ハイゲイン・サウンドを生み出すように設計された、Leqtique完全オリジナル回路のディストーション・ペダルです。
トランジスタ・アンプでも真空管アンプでも使える、太さと温かみを持ちながらも極めてソリッドかつタイトなサウンドが特徴です。
まとめ:BOSS / DS-1Xはこんな人にオススメ!

出典:Amazon
BOSS / DS-1Xは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- ノイズの少ないディストーションが欲しい
- レンジが広いモダンな歪みが好き
- DS-1が好きでグレードアップしたい
というところでしょうか。
BOSS / DS-1Xは、気持ちの良い歪みをすぐに作ることができるので、初心者さんにもとてもおすすめのペダルです。
DS-1が好きな人はもちろん、ハイエンド系のペダルが好きな人にも試して欲しいペダルです。

DS-1Xは弾いていてとても楽しいペダルですね。音が気持ちがいいと練習もはかどります!