
最近レトロなリバーブが気になるんだよねー。ベンチャーズとかサーフサウンドで使えるペダルを教えて!
それなら、60’Sテイストで独特のサウンドのリバーブ「エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grail」がオススメだよ!

こんにちは!管理人のトーイです。
現代的でデジタルな音色のペダルより、やっぱりアナログなペダルでしょ!というギタリストも多いかと思います。
今回はそんなギタリストさんにおすすめの、60’Sテイストで独特のサウンドのリバーブ「エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grail」をご紹介します!
特に『ガレージ / サーフ系の味わいあるリバーブが好き』『ジョン・フルシアンテが大好き』『エフェクターは使い勝手より音優先』という方には、オススメできるエフェクターだと思います。
それでは、「エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grail」のあれこれを楽しんで解説していきましょう!参考にしていただければうれしいです!
ブランド / メーカーについて

エレクトロ・ハーモニクス
Electro Harmonix(エレクトロ・ハーモニクス)は、1968年マイク・マシューズによって創設されたエフェクター・ブランドです。アメリカとロシアに本拠地がある世界有数の歴史あるエフェクター・ブランドのひとつとして知られています。これまでにファズをはじめとして、ディレイ、鍵盤エミュレートなど、幅広いジャンルで独自性の高いエフェクターをリリースしています。
Holy Grailってどんなエフェクター?

出典:Amazon
ジョン・フルシアンテ愛用リバーブのコンパクト版
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、ジョン・フルシアンテを始めとして、多くのプレイヤーに愛用されている定番リバーブ「Holy Grail」を、コンパクトにして現行で発売されているモデルです(Nano Holy Grailと表記されることもあります)。
リバーブは「SPRING」「HALL」「FLERB」という3種類から選ぶことができ、いずれも心地の良いリバーブサウンドが特徴です。また、シンプルなつまみひとつだけで音色をコントロールできるので、初心者でも極上のリバーブサウンドを作り出すことが可能です。
リバーブとは
リバーブという種類のエフェクターです。リバーブは、カラオケのエコーのような音の反響(残響)の効果を得ることができるエフェクターです。
小さいスタジオでも、広いホールで音を出しているかのような残響感を得られるので、ある意味浸れるエフェクターです(笑)
また、リバーブにはスプリングリバーブ、プレートリバーブなどの多くの種類があります。それぞれに反響の質が変わるといった特徴があります。
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発売されている時期によって筐体に「nano」と入っていたりなかったりしますが、同じもので音に変わりはありません。
スペックや価格について
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailのスペックや価格の情報です(2023年8月1日現在)。
ブランド名 | ELECTRO-HARMONIX |
価格 | 18,000円~22,000円前後 |
電源 | 9V DCセンターマイナスアダプター JP9.6DC-200(付属) |
サイズ | 72mm(W) x 110mm(D) x 50mm(H) |
重量 | 240g |
注:2023年8月1日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
中古価格相場について
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailの中古価格相場の情報です(2023年8月1日現在)。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。
デジマート | 13,000円前後 |
ヤフオク | 10,000円前後 |
注:2023年8月1日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。
主な使用アーティスト
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。
主な使用アーティスト
- ジョシュ・クリングホッファー(ex.レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
- ケビン・パーカー(テーム・インパラ)
- マック ・デマルコ
音の特徴について
コントロール部

SLIDE | リバーブの種類を切り替えできます |
REVERB | リバーブの量を調整できます |
3種類の音色+つまみひとつだけのシンプルなペダル
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、3種類の音色+つまみひとつだけのシンプルなペダルです。
リバーブの種類は、定番の「SPRING」「HALL」に加えて、フランジャーとリバーブを組み合わせた様な独自のサウンドが特徴の「FLERB」の3つです。
また、つまみは原音とエフェクト音のミックス具合を調整でき、12時を過ぎるあたりから原音が奥まり残響音が強くなっていき、ツマミをフルアップした状態で残響音のみ(キルドライ)になります。

3種のリバーブの中でも特に「SPRING」は素晴らしい音色です。サーフロックの元祖ディック・デイルも本物のスプリングリバーブだと思ったほどらしいです。
ノイズや音痩せについて
ノイズについて
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、パワーサプライで電源供給すると、ノイズが出ることがあるようです。付属の正規アダプターから給電するとノイズは起こらないようなので、注意が必要そうですね。なお、電池駆動ではありません。
音痩せについて
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、トゥルーバイパス設計になっているのですが、ペダルをオンにすると音量が結構下がります。どのような使い方をするにしても、この点は考慮しながら音作りをする必要がありそうです。
主な使い方や音作りのコツ

SPRINGモードで60’Sサーフサウンド!
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、アーリー60'sテイストなサーフサウンドや、ガレージロックにぴったりのリバーブサウンドを簡単に作ることができるので、ぜひ試してみて欲しいです。特にアストロノウツやベンチャーズなどのサーフインスト系で使うのがおすすめです。
HALLモードを深くかけてサイケ+ドリーミーなサウンドに
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、HALLモードを深くかけて、サイケ+ドリーミーな音色を作るのもおすすめです。個人的にはエコバニやザ・スミスなど、80’Sネオサイケ~ネオアコなサウンドを作りたいですね。
実際の音色の動画

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デメリットと感じるポイント

エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailのデメリットと感じるポイントですが、いくつか気になる部分を挙げてみると
デメリットと感じるポイント
- スイッチオンにすると音量が下がる
- 専用アダプターでないとノイズが出る場合がある
- 電池駆動はできない
というところでしょうか。正直なところ、なかなか扱いにくいペダかもしれませんが(苦笑)このペダルならではの足わいがあるのも事実です。よければ参考にしてみてくださいね。

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まとめ:Holy Grailはこんな人にオススメ!

エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人にオススメ
- ガレージ / サーフ系の味わいあるリバーブが好き
- ジョン・フルシアンテが大好き
- エフェクターは使い勝手より音優先
というところでしょうか。
エレクトロ・ハーモニクス / Holy Grailは、シンプルで音作りしやすい反面、現代のペダルとしては少しボードに組み込みにくいところもあります。
でも「それがいい!」という方も多い、なにかとギタリストに愛されているペダルだと思います(もちろんいい意味です!)。
最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは!

すこしレトロなフォントと筐体もいいんですよね。ボードに入っているとテンション少し上がります。こういうの大事ですよね。