フィルター系エフェクターを知りたい
軽快なリズムカッティングをしたい
歪ませた時のノイズに困っている

マーくん
今回はギターの音色をワンランクアップする「フィルター系」エフェクターをご紹介します!
こんにちは!管理人のマーくんです。エフェクター講座 第6回目は、「エフェクターの種類:フィルター系」というテーマで解説していきたいと思います。
フィルター系エフェクターとは、ざっくりというと「音の周波数全体の中で、一定の帯域をカットしたり、ブーストしてサウンドを変化させる」エフェクターです。少しわかりにくいですが、種類によってそれぞれ特徴があるので、詳しく説明していきますね。
フィルター系エフェクターとは
そもそも「フィルター」というのは「濾過(ろか)装置」という意味です。液体や気体の中の不要物を通過させないようにするやつですね。しかし、エフェクターでフィルターという場合は、「濾波(ろは)装置」と言ったりします。
つまり、音の周波数全体の中で、一定の帯域をカットしたり、逆にブーストしてサウンドを変化させるのが、フィルター系エフェクターというわけです。
ワウ・ペダル
ワウ・ペダルは、ペダルを踏みこむことで「ギターの周波数帯を変化させる」少し変わったエフェクターです。ペダルを踏みこんだ状態だと、高音域がブーストされ、上げた状態では中低音域がブーストされるようになっています。踏み込むタイミングなどで、いろいろなプレイを楽しむことができます。
ワウ・ペダルの使い方
ワウ・ペダルは「リードプレイ」や「カッティング」で使われることが多いです。4分のリズムで踏みこんでカッティングをすると、チャカポコとした(笑)ファンキーなプレイをすることができます。
またギターソロの時に歪ませて使用することで、フィードバックを自在に操ることができます。踏み込んだ状態だと高音域がブーストされるので、簡単にフィードバックを発生させることができます。これはなかなか楽しいです(笑)
ワウの音色
代表的なエフェクター:VOX V847A
ノイズゲート
ノイズゲートは「大きな音声信号だけを通して、小さな信号(ノイズ)はカットする」エフェクターです。その名のとおり、エレキギター特有の「ジー」という、小さな信号の誘導ノイズをはじめ、ギターを演奏する上で不必要と思われるノイズをカットするために使われます。
ノイズゲートの使い方
ノイズゲートには、大きく分けて「歪ませた際のノイズ除去」と「休符時のサウンドをカットする」という2つの使い方があります。「歪ませた際のノイズ除去」は一般的な使い方ですが、「休符時のサウンドをカットする」というのは、プログレッシブメタル/ジェントといったジャンルなどでよく使われる、リフを細かく刻み、休符の際は波形で切ったように音をカットする使い方です。
ノイズゲートの音色
代表的なエフェクター:BOSS NS-2 Noise Suppressor

マーくん
個人的にワウペダルは使うととても上手くなった気がします(笑)よく使いますねー。
今回は「エフェクターの種類 / フィルター系」編として「ワウ」「ノイズゲート」の2種類を特集しました。まだまだ紹介しきれない部分もありますが、簡単な特徴と使い方をご紹介しました。初心者の方は、これだけ押さえていればOKだと思います。
フィルター系エフェクターとは「音の周波数全体の中で、一定の帯域をカットしたり、ブーストしてサウンドを変化させる」エフェクター
ワウ・ペダルは、ペダルを踏みこむことで「ギターの周波数帯を変化させる」エフェクター
ノイズゲートは「大きな音声信号だけを通して、小さな信号(ノイズ)はカットする」エフェクター
フィルター系エフェクターは、いずれも個性的なエフェクターですが、特定の音楽ジャンルには欠かせないエフェクターだと思います。機会があれば是非トライしてみてください!