STRYMON / IRIDIUMの特徴と使い方などを徹底レビュー。プロも認めた高品質なペダル型アンプシミュレーター。

こんな人におすすめ

• 真空管アンプサウンドが好き
• 手軽にアンシミュを使いたい
• リアルなサウンドのアンシミュが欲しい

こんにちは！管理人ギタリストのトーイです。

自宅でもしっかりといい音で練習したい！でも大きなアンプは置けない！ってギタリストさん共通の悩みですよね。

今回はそんなギタリストさんにおすすめの、高品質でリアルな真空管アンプサウンドのアンシミュ「STRYMON / IRIDIUM」をご紹介します！

特に『真空管アンプサウンドが好き』『手軽にアンシミュを使いたい』『リアルなサウンドのアンシミュが欲しい』という方にオススメできるエフェクターだと思います。

それでは、「STRYMON / IRIDIUM」のあれこれを楽しんで解説していきましょう！参考にしていただければうれしいです！

IRIDIUMってどんなエフェクター？

スタジオ、ステージ、自宅のどこでも至高のサウンド

STRYMON / IRIDIUMは、3種類のアンプモデルと9種類のIRキャビネット、ナチュラルなルーム・アンビエンスの3つの機能を搭載した究極のペダル型アンプシミュレーターです。ギグバッグにすっぽり収まるコンパクトなサイズですが、キャビネットから出た音をマイキングしたリアルなアンプサウンドを、オーディオインターフェイスやPA卓に直接送ることができます。

スペックや価格について

スペックや価格について

STRYMON / IRIDIUMのスペックや価格の情報です（2024年9月26日現在）。

ブランド名	STRYMON
価格	65,000円前後
発売時期	2019年
電源	専用9VDCアダプター
サイズ	102（W）× 117（D）×67（H）mm
重量	450g

注：2024年9月26日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。

中古市場価格について

STRYMON / IRIDIUMの中古価格相場の情報です（2024年9月26日現在）。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。

デジマート	42,000円～50,000円前後
ヤフオク	38,000円～42,000円前後

注：2024年9月26日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。

コントロール部について

メイン部

DRIVE	ゲインを調整できます
LEVEL	出力レベルを調整できます
BASS	低域周波数を調整できます
MIDDLE	roundとpunchアンプでは、中域周波数を調整できます。 chimeアンプでは、ビンテージVoxアンプと同様に トーンカットの働きをします。
TREBLE	高域周波数を調整できます
ROOM	自然なルーム・アンビエンスが調整できます。 セカンダリー機能モードで3つの異なるルームサイズが選択できます

フットスイッチ

FAV	セーブした『お気に入り』プリセットを呼び出せます。 プリセットが呼びだされるとレッドLEDが点灯します。 新たなプリセットのセーブは、このスイッチを長押しします。
ON	各チャンネルのON / OFFを行います。ONでLEDが点灯します。 両チャンネルがOFFの場合、電子リレーによる トゥルー・バイパスに切り替わります。

AMP

異なるタイプのアンプが選択できます。選んだアンプにより、DRIVE、BASS、MIDDLE、TREBLE コントロールの動作は異なります。

• Round Amp – based on* a Fender® Deluxe Reverb®
• Chime Amp – based on* the Brilliant channel of a Vox® AC30
• Punch Amp – based on* a Marshall® Plexi (Super Lead model number 1959)

CAB

各アンプのタイプごとに3種類のステレオキャビネットが対応しています。各キャブには2つ（L & R）のIRが使用されています。
また、サードパーティーのIRデータを『Strymon Impulse Manager』ソフトウェアでアップロードも可能です。

• Deluxe Reverb 1×12″：
• Blues Junior 1×12″：Jensen C12Nスピーカー
• Vibrolux 2×10″：Jensen C10NSスピーカー
• AC30 2×12″ AlNiCo：2001 Celestion T0530 Blue AlNiCoスピーカー
• 1×12″ AlNiCo：クローズドバック／Celestion Blue AlNiCoスピーカー
• Mesa 4×12″：Celestion Black Shadow MC-90 x2／ElectroVoice Black Shadow EVM12-L x2
• GNR 4×12″：Marshall 1960B “basketweave” 4×12″／1971 Celestion T1221 G12M-25スピーカー
• 2×12″ Vintage 30：Celestion Vintage 30
• Marshall 8×12″ AlNiCo：1965 Marshall 8×12″ re-issue／Celestion T652 AlNiCoスピーカー

音の特徴について

高品質なアンプモデリング

STRYMON / IRIDIUMは、名機と呼ばれている「Fender Deluxe Reverb」「VOX AC30」「Marshall Plexi（1959 Super Lead）」の3つのアンプモデリングを搭載しています。搭載数は少ないですが、いずれも実機に引けをとらないリアルなサウンドで、クリーン／クランチ／リードに十分に対応できます。

また9種類（アンプ毎に3種類）のステレオIRキャビネットも搭載されていて、高い音量レベルによる圧縮感、コーン紙の動きの限界、スピーカー自体の歪みまでをもモデリングした、本物のような真空アンプサウンドを再現しています。

ROOMつまみが特徴的で使える

STRYMON / IRIDIUMには、ROOMというスピーカーの部屋鳴り、反響のようなつまみが搭載されていて、アンプとキャビネットを自然なサウンドの部屋に設置し、アンプが開放的に呼吸するようなリアルな空間を作り出すことができます。 ルーム・アンビエンス量のコントロールに加え、スモール、ミディアム、ラージ・ルームを選択することもできます。

実際の演奏動画

ノイズや音痩せについて

ノイズについて

STRYMON / IRIDIUMは、ノイズは少ない方だと思います。使用方法や環境にもよると思いますが、安心して使えるレベルだと思います。

音痩せについて

STRYMON / IRIDIUMは、トゥルーバイパス設計になっているので、音痩せは少ない方だと思います。使用方法や環境にもよると思いますが、安心して使えるレベルだと思います。

主な使用アーティスト

STRYMON / IRIDIUMは、主に以下のアーティストが使用しているようです。参考にしてみてくださいね。

IRIDIUMの良い点、気になる点

ここまでSTRYMON / IRIDIUMのスペックや特徴などをご紹介してきましたが、僕が実際に感じた、良い点といくつか気になる点があるので、わかりやすく表にして比較してみますね。

良い点：高品質なサウンドでDAWにも最適

STRYMON / IRIDIUMは、リアルで高品質なサウンドでボードに組み込みやすいのがとてもいいですね。他のペダルとの組み合わせや相性も悪くなく、とても使いやすい印象です。またスタジオでの使用はもちろんですが、DAWやヘッドフォンで使用した際のサウンドクオリティも素晴らしく、モチベーションがグッと上がります！

気になる点：価格の割にアンプ数や機能が少ない

STRYMON / IRIDIUMは、価格の割にアンプ数や機能が少ないかなあ、というのが正直な感想です。とはいえサウンドクオリティはプロでも現場で使っている方が多いくらいなので、文句のつけようがありません。またアンプやキャビの種類が多くても結局は同じものを使ってしまう、という方（僕もです）には問題はあまりないですね。

まとめ：IRIDIUMはこんな人にオススメ！

STRYMON / IRIDIUMは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。

STRYMON / IRIDIUMは、名機アンプ3種＋9種のキャビを搭載した、プロも太鼓判を押すストライモンのアンプ・シミュレーターです。自宅練習からスタジオ、レコーディングまで幅広く使えるサウンドクオリティは必聴です！

最後までお読みいただきありがとうございました！皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは！