IK Multimedia / TONEX Oneの特徴と使い方などをレビュー。小さく高品質なアンプモデリングペダル。

こんな人におすすめ

• ギターの幅広い音作りを求めている
• DTMやレコーディングを高音質で楽しみたい
• セッティングを簡略化してライブしたい

こんにちは！管理人ギタリストのトーイです。

理想のギターサウンドを追求したい、でもそのためには高額なアンプが必要だしセッティングも大変そう、という悩みは全ギタリスト共通の悩みなのではないでしょうか。

今回はそんなギタリストさんにおすすめの、コンパクトサイズながら高音質サウンドがすごいマルチエフェクト／モデリング・ペダル「IK Multimedia / TONEX One」をご紹介します！

特に『ギターの幅広い音作りを求めている』『DTMやレコーディングを高音質で楽しみたい』『セッティングを簡略化してライブしたい』という方にオススメできるエフェクターだと思います。

それでは、「IK Multimedia / TONEX One」のあれこれを楽しんで解説していきましょう！参考にしていただければうれしいです！

TONEX Oneってどんなエフェクター？

コンパクトサイズで高品質なモデリング・ペダル

IK Multimedia / TONEX Oneは、AI機械学習によってギターアンプやエフェクトをモデリングできる革新的な技術「AI Machine Modeling」を搭載した、ミニサイズのマルチエフェクト／モデリング・ペダルです。エフェクターボードにも組み入れやすいミニサイズの筐体に、EQ、コンプレッサー、リバーブ、ノイズゲート、スマート・チューナーを搭載しています。高精度なサウンドキャプチャ技術を採用し、リアルなアンプ、キャビネット、エフェクトを再現しているのが大きな特徴で、プロ品質の録音やライブパフォーマンスに最適です。

スペックや価格について

スペックや価格について

IK Multimedia / TONEX Oneのスペックや価格の情報です（2024年11月20日現在）。

ブランド名	IK Multimedia
価格	22,000円～26,000円前後
電源	9 VDC
消費電流	約120 mA
付属品	USB-C to USB-C ケーブル(60 cm)
サイズ	94 mm×48 mm×53 mm
バンドルソフトウェア	TONEX SE（Mac/Windows版） AmpliTube 5 SE（Mac/ Windows版）
重量	約160g

注：2024年11月20日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。

中古市場価格について

IK Multimedia / TONEX Oneの中古価格相場の情報です（2024年11月20日現在）。価格相場は状況によって変動しますので、あくまで参考程度にしてくださいね。

デジマート	22,000円～26,000前後
ヤフオク	20,000円前後

注：2024年11月20日までに確認した製品情報です。情報は変動することがあります。

コントロール部について

メインノブ : VOLUME	エフェクト時の音量を調整できます
メインノブ : GAIN	歪みの量を調整できます
マイクロノブ： BASS	低音域を調整できます
マイクロノブ： MID	中音域を調整できます
マイクロノブ： TREBLE	高音域を調整できます
マイクロノブ： GATE	ノイズをカットできます
マイクロノブ： COMP	コンプレッションを調整できます
マイクロノブ： REVERB	リバーブを調整できます

小さな筐体なのに出来ることが満載！

IK Multimedia / TONEX Oneは、コンパクトな筐体なのに、スイッチの組み合わせを駆使することによって、出来ることがかなりたくさんあります。音量、歪み、ベース、ミドル、トレブルの調整はもちろん、ゲート、コンプ、リバーブのレベル調整、プリセットの選択、TONEX ONEのモード選択、キャビネットON/OFF、インプットレベルの調整などなど、ちょっと頭が混乱するくらいです（苦笑）。細かい設定方法は下記マニュアルでチェックしてみてください。

公式マニュアル（日本語）：https://g1.ikmultimedia.com/html/Manuals/TONEXONE/TONEX_ONE_Quick_Start_Guide_Japanese.pdf

2つのフットスイッチモードがある！

IK Multimedia / TONEX Oneには、フットスイッチを踏むたびにプリセットA/Bを切り替えるデュアルモードと、ON/OFF（BYPASS）を切り替えるストンプモードの2つのモードが用意されています。デュアルモードにしてバッキング用、ソロ用と2種のアンプチャンネルを切り替えるたり、ストンプモードで他のペダルと組み合わせてオーバードライブペダルとして使うといった使い分けも簡単にできます。

音の特徴について

200種類のプレミアムTone Modelを利用可能！

IK Multimedia / TONEX Oneは、TONEX SEソフトウェアのライセンスが付属しているので（これだけでもすごい）、200種類のプレミアムTone Modelをすぐに利用可能です。ToneNETにアクセスすれば、25,000以上のユーザーTone Modelをダウンロードして利用することができます。

リアルなアンプサウンド再現と表現力豊かなダイナミクス

IK Multimedia / TONEX Oneは、最先端のAI技術を活用し、実際のアンプやキャビネットの音色を細部まで忠実に再現されています。多彩なプリセットを駆使して、クリアなクリーントーンから分厚いディストーションまで、プロフェッショナル品質の多彩な音作りが可能です。

また、ギタリストのピッキングの強弱やタッチに対する応答性が高く、プレイヤーの表現をそのまま反映してくれるので、ニュアンスを重視するギタリストさんにもオススメです。

実際の演奏動画

ノイズや音痩せについて

ノイズについて

IK Multimedia / TONEX Oneは、ノイズは少ない方だと思います。使用方法や環境にもよると思いますが、安心して使えるレベルだと思います。

音痩せについて

IK Multimedia / TONEX Oneは、音痩せは少ない方だと思います。使用方法や環境にもよると思いますが、安心して使えるレベルだと思います。

TONEX One の良い点、気になる点

ここまでIK Multimedia / TONEX Oneのスペックや特徴などをご紹介してきましたが、僕が実際に感じた、良い点といくつか気になる点があるので、わかりやすく表にして比較してみますね。

良い点：リアルなアンプモデリングと多彩なTone Model

IK Multimedia / TONEX Oneは、リアルなアンプモデリングと多彩なTone Modelが充実しているという点が素晴らしいですね。また高品質なサウンドかつ低レイテンシなので、スタジオ録音やライブパフォーマンスで即戦力として活躍します。コンパクトで柔軟性の高い設計も魅力ですね。

気になる点：操作に慣れが必要でPCも必要

IK Multimedia / TONEX Oneは、TONEX SEソフトウェアの使用を前提にしているところがあるので、ある程度高スペックのPCでないとアプリの操作や使用はしんどいです。それとアプリ自体も少し癖があって慣れるまで使いにくいと感じました。

また筐体自体のつまみの操作も慣れが必要で、直感でペダルを使いたい、つまみで音作りしたい方には向いていないかもしれません。また個人的には筐体に内蔵されているエフェクト3種はおまけみたいなものだと思っています。

まとめ：TONEX Oneはこんな人にオススメ！

IK Multimedia / TONEX Oneは、こんな人にオススメのエフェクターだと感じました。ぜひ参考にしてみてください。

IK Multimedia / TONEX Oneは、よくぞこの小さな筐体にこれだけのサウンドクオリティのアンプサウンドを詰め込んだ！といえるペダルです。宅録ギタリストさんからライブ重視のギタリストさんまで、幅広いギタリストさんにオススメです！

最後までお読みいただきありがとうございました！皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは！