こんな人におすすめ
- ヴィンテージロックが好き
- 個性的な音を追求したい
- ギターのボリュームで表現力を高めたい

ファズって好きなペダルなんだけど、ちょっとマニアックな印象もあって手に取りにくいペダルでもあるよね。初心者でも使いやすい定番のペダルを教えて欲しいよ。
そうだね!それじゃあ今回は、クラシックロックやオルタナファンには必須のエフェクター「ファズ」の定番ペダル5選の特徴と使い方を紹介していくよ!

こんにちは!管理人ギタリストのトーイです。
今回は、まず最初に手に入れたいエフェクターの代表「ファズ」の定番ペダル5選の特徴と使い方をご紹介します。
特に『クラシック、オルタナロックが好き』『個性的な音を追求したい』『ギターのボリュームで表現力を高めたい』という方にオススメです。
それでは、「ファズ」定番ペダル5選のあれこれを楽しんで解説していきましょう!参考にしていただければうれしいです!
ファズってどんなエフェクター?

ぶ厚く荒々しいサウンドの歪みエフェクター
ファズは、ギターやベースの音を激しく歪ませるエフェクターの一種で、ディストーションやオーバードライブと並ぶ代表的な歪みエフェクトです。一般的に、ファズは波形を大きくクリップさせることで、極端にサステインの長い、ぶ厚く荒々しいサウンドを生み出します。音の特徴として、ザラザラした質感やスピーカーが破れたような独特のトーンが挙げられ、1960年代のロックやサイケデリックミュージックで多用されました。
有名な使用例には、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンが挙げられます。ファズにはシリコン・トランジスタやゲルマニウム・トランジスタを使ったものがあり、それぞれ異なるキャラクターを持ちます。現代では、多くのアーティストが個性的な音作りのために活用しています。

もう一つの歪みエフェクター「ディストーション」と比べると歪みは少なめな印象だな。
そうだね。オーバードライブの歪みはピッキングの強弱のニュアンスをコントロールしやすいけど、ディストーションはがっつり歪みを強調するイメージもあるね。

あわせて読みたい
-
-
【エフェクター講座 第3回:エフェクターの種類 / 歪み系】基本的な特徴や使い方を、初心者にもわかりやすく丁寧に説明します!
エフェクター講座 第3回:エフェクターの種類 / 歪み系
どんな時に使うのがいいの?

ヴィンテージ感のある太いサウンドを求めるときに最適
ファズは、音に個性的なインパクトを加えたいときや、ヴィンテージ感のある太いサウンドを求めるときに最適です。特に、ギターのボリュームノブを調整することでクリーンから激しい歪みまで自在にコントロールできるため、ダイナミクスを生かした演奏にも向いています。
また、ブルースやガレージロック、サイケデリックロック、グランジ、ストーナーロックなど、ラフで荒々しいサウンドが求められるジャンルで活躍します。ソロプレイでは、ギターの音を前面に押し出し、強烈な個性を演出できます。さらに、シンセやベースにも使われ、独特の音色を作り出せるため、エクスペリメンタルな音楽にも適しています。
接続方法はどうしたらいい?

ギター直後に接続するのが一般的
ファズは、基本的にエフェクトチェインの最前段、つまりギター直後に接続するのが一般的です。特に、ゲルマニウム・トランジスタを使用したクラシックなファズペダルは、ギターのピックアップと直接接続されることで本来のトーンを発揮しやすくなります。
ワウペダルと併用する場合、ワウの前に置くか後に置くかで音色が大きく変わるため、好みに応じて調整します。ディレイやリバーブなどの空間系エフェクターは、基本的にファズの後に配置することで、音の濁りを防ぎます。また、オーバードライブやディストーションと組み合わせる場合は、ファズを先に接続するとより自然に馴染みやすいです。ただし、独自のサウンドを求める場合は、あえて異なる接続順を試すのも一つの手です。
おすすめの定番ファズペダル5選
ファズの定番おすすめ5選をまとめてみました。どれも素敵なペダルなので、ぜひ試してみてくださいね。
エレクトロ・ハーモニクス / BIG MUFF

価格 | 10,000円前後 |
---|---|
電源 | 9V電池、ACアダプター |
端子 | 入力、出力、ACアダプター |
寸法 | 139mm(W) x 173mm(D) x 73mm(H) |
重量 | 700g |
多くのギタリストが使用している定番ファズ
エレクトロ・ハーモニクス / BIG MUFFは、ファズとディストーションの中間のような分厚いサウンドを生み出す名機です。サステインが非常に長く、単音リードはもちろん、分厚いコードプレイにも適しています。特に、Smashing PumpkinsやPink Floydのデヴィッド・ギルモアが使用したことで有名。さまざまなバージョンが存在し、それぞれ異なるキャラクターを持っています。
主な使用アーティスト
- ジミ・ヘンドリックス
- サンタナ
- 生形 真一
- J・マスシス
あわせて読みたい
-
-
BIG MUFF Pi ビッグマフの使い方や特徴等を解説レビュー。グランジ系ギタリストが使用してきたおすすめファズ定番。
はじめてファズ・ペダルを購入したい」「定番のファズを知りたい」「轟音グランジサウンドを作りたい」といった人にオススメ。

BIG MUFF Pi ビッグマフ
エフェクター購入は、業界最安値のサウンドハウスがおすすめ!お気に入りの一台が見つかりますよ!
こんな人にオススメ
- はじめてファズ・ペダルを購入したい
- 定番のファズを知りたい
- 轟音グランジサウンドが大好き
Jim Dunlop / ファズフェイス ミニ FFM-3

ブランド名 | Jim Dunlop |
価格 | 18,000円前後 |
電源 | 9VACアダプター(センターマイナス)、9V電池 |
消費電流 | 12mA(DC9V) |
サイズ | 直径89mm、高さ52mm |
重量 | 約240g |
JHF1 Hendrix Fuzz Face と同じ回路でミニサイズ化
Jim Dunlop / ファズフェイス ミニ FFM-3は、ジミ・ヘンドリックスのシグネイチャー・ファズとして人気の高い JHF1 Hendrix Fuzz Face と【全く同じ回路】を使用して、ボードにも収まるようなコンパクトサイズに成功したペダルです。
「ファズフェイス」の特徴でもある、ローが強調されつつも、スムーズ且つ暴れ感のあるサウンドになっています。またギター側のボリュームコントロールにもしっかり追従してくれるので、いわゆる「鈴なり」サウンドも作り出すことができます。
主な使用アーティスト
- ゲイリー・クラーク・Jr.
- ロン・アシュトン(ザ・ストゥージズ)
- ヴァーノン・リード(リヴィング・カラー)
あわせて読みたい
-
-
Jim Dunlop / ファズフェイス ミニ FFM-3の特徴と使い方などをレビュー。伝説のファズペダルを小型化。
『ジミヘンのようなファズサウンドを出したい!』『従来のファズフェイスは大きすぎて困っている』『あまり激しすぎないファズを探している』という方にオススメ。

Jim Dunlop / FFM-3
エフェクター購入は、業界最安値のサウンドハウスがおすすめ!お気に入りの一台が見つかりますよ!
こんな人にオススメ
- ジミヘンのようなファズサウンドを出したい!
- 従来のファズフェイスは大きすぎて困っている
- あまり激しすぎないファズを探している
ZVEX / Vexter Fuzz Factory

ブランド名 | ZVEX |
価格 | 28,000円前後 |
電源 | 1 9V形 電池(付属)、ACアダプター(別売) |
5つのツマミで幅広いサウンドメイクが可能なファズ
ZVEX / Vexter Fuzz Factoryは、多彩なコントロールを備え、過激なノイズや自己発振を生み出せるユニークなファズです。従来のファズとは異なり、ハウリングや過激なサウンドメイキングが可能で、エクスペリメンタルなプレイに最適です。Radioheadのジョニー・グリーンウッドなど、多くのアーティストが愛用しています。
主な使用アーティスト
- ジョン・フルシアンテ
- マシュー・ベラニー(MUSE)
- マシュー・ヒーリー(the 1975)
- St.ヴィンセント
あわせて読みたい
-
-
ZVEX / Vexter Fuzz Factoryの特徴と使い方をレビュー。王道からトリッキーまで作れる裏定番ファズ。
『ファズを飛び道具的に使いたい』『轟音シューゲイザーサウンドが好き』『細かく音作りを楽しみたい』という方にオススメ。

ZVEX / Vexter Fuzz Factory
エフェクター購入は、業界最安値のサウンドハウスがおすすめ!お気に入りの一台が見つかりますよ!
こんな人にオススメ
- ファズを飛び道具的に使いたい
- 轟音シューゲイザーサウンドが好き
- 細かく音作りを楽しみたい
BOSS / FZ-1W

メーカー | メーカー名 |
---|---|
価格 | 22,000円前後 |
電源 | 9V電池、ACアダプター |
消費電流 | 16mA |
端子 | 入力、出力、ACアダプター |
寸法 | 73(W)×59(H)×129(D)mm |
重量 | 430g |
「技 WAZA CRAFT」の技術でヴィンテージ・ファズを再定義
BOSS / FZ-1Wは、BOSSが開発したWaza Craftシリーズのファズペダルです。ヴィンテージファズのクラシックなサウンドを再現しつつ、現代の技術で改良を加えたモデルになっており、シリコントランジスタを使用し、安定した音質とダイナミックなサウンドを実現しています。
「VINTAGE」と「MODERN」モードを搭載し、温かみのある60年代風トーンから、太くクリアな現代的ファズまで幅広く対応しているのも特徴の一つです。また、高い操作性とノイズの少なさも特徴で、ギタリストの表現力を最大限に引き出します。
あわせて読みたい
-
-
BOSS / FZ-1Wの使い方や特徴などを解説レビュー。初心者にもおすすめの2種類のファズサウンドを楽しめるペダル。
「ヴィンテージ・ファズのサウンドが好き」「ファズは個体差が大きくて困っている」「いろいろなタイプのファズサウンドを楽しみたい」といった人にオススメ。

BOSS / FZ-1W
エフェクター購入は、業界最安値のサウンドハウスがおすすめ!お気に入りの一台が見つかりますよ!
こんな人にオススメ
- ヴィンテージ・ファズのサウンドが好き
- ファズは個体差が大きくて困っている
- いろいろなタイプのファズサウンドを楽しみたい
MXR / M173 Classic 108 Fuzz

ブランド名 | MXR |
価格 | 22,000円前後 |
発売時期 | 2008年 |
電源 | 006P/9V乾電池または9V AC/DCアダプター |
消費電流 | 2.2mA |
サイズ | 14 x 11.2 x 6.6 cm |
重量 | 1.45 ポンド |
名機Fuzz Faceの進化したファズ・ペダル
MXR / M173 Classic 108 Fuzzは、伝説的なファズペダル「Dallas Arbiter Fuzz Face」にインスパイアされた、シリコントランジスタを使用したファズペダルです。特徴的な太くザラついたヴィンテージファズサウンドを持ちつつ、現代の環境に適した設計が施されています。
特に「BUFFER」スイッチを搭載しており、ワウペダルとの併用時に発生しやすい音痩せを防ぐことが可能な点が大きな特徴です。シンプルな2ノブ仕様(VOLUME、FUZZ)で直感的に操作でき、クリーンアップ性能も高く、ギターのボリューム調整で多彩な音作りが可能です。クラシックなファズトーンを求めるギタリストに最適なモデルです。
主な使用アーティスト
- Brian D'Addario(the lemon Twigs)
- Brad Paisley
あわせて読みたい
-
-
MXR / M173 Classic 108 Fuzzの使い方などをレビュー。ワウとも相性の良い扱いやすいファズ。
『Face Faceが好きだけれど、大きいので扱いにくい』『ファズとワウペダルを組み合わせて使いたい』『王道のファズサウンドを求めている』という方にオススメ。

MXR/ M173 Classic 108 Fuzz
エフェクター購入は、業界最安値のサウンドハウスがおすすめ!お気に入りの一台が見つかりますよ!
こんな人にオススメ
- Face Faceが好きだけれど、大きいので扱いにくい
- ファズとワウペダルを組み合わせて使いたい
- 王道のファズサウンドを求めている
まとめ

ファズのおすすめ5選としてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?どのペダルも定番でおすすめばかりなので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんのギターライフの参考になればうれしいです。それでは!

ファズペダルははそれぞれ本当に個性的だから、お店で試奏するのが大事だな。
そうだね。かなり個性的なペダルだけど、お気に入りを手に入れられれば、かなり強力な武器になるよ!
